Xcode7の時点でCertificate(証明書)とProvisioning Profileの作成は(ほぼ?)全自動に

Certificate(証明書)とProvisioning Profileを全部削除した状態で、Xcode7でデバッグ(手元デバイスでの動作チェック)とストアへの申請を行い、どの程度自動作成機能が使える状態になっているか確認する。頻繁にチェックしているわけではないので実はXcode6のときにすでに出来ていたと言われる可能性もあるが、とりあえずやってみる。

1、developer.apple.comのCertificates,Identifiers & ProfilesページでCertificateとProvisioning Profileを全部削除する。App IDとDeviceは使用するものが設定してある。App IDはそれぞれのアプリ個別のもののみがある。


2、Xcode7の環境設定の中のAccountsのView Details...ボタンをクリック。出てきた一覧表に上下2つのエリアがありますが、上のSigning IdentitiesはCertificateに対応しているようです。Provisioning Profileがあれば(ローカル環境に残ったもの?)削除する。Signing IdentitiesのiOS DevelopmentとiOS DistributionにはCreateボタンがあるが作成はせずにスルー。



3、Xcode7でプロジェクトを開く。Bundle Identifierは設定してある。当然、No provisioning profiles foundの黄色警告が出る(ターゲット設定のGeneralタブのIdentitiy)。修正するためのFix Issueボタンも表示される。この時点でシミュレータでは実行可能。

実デバイスで実行しようとするとNo Provisioning profiles foundの赤色アラームが発生。実デバイスでの実行は不可。


4、ここでお待ちかねのターゲット設定のGeneralタブのIdentitiyのFix Issueボタンを押す(裏で何をやっているかわからないから好きではないという意見もあるかも)。するとiOS DevelopmentのCertificateが作成され(Createボタンが消える)、App IDにもXcode iOS Wildcard App IDというものが作成された。そしてそれらを含むiOSTeam Provisioning Profileが作成(とおそらくダウンロードも)された。これらにより実機での実行が可能になった。


5、手元デバイスでの動作確認はこれでできるようになったので、次にアプリのアーカイブを作成し、Validationのボタンを押すと、iOS DistributionのCertificatesが作成され(Createボタンが消える)、それを含むXCというiOS Distribution用のProvisioning Profileも作成(とおそらくダウンロードも)された。


6、Validationが成功すれば、submitを実行し、submitが成功すれば、ここまで手動で(古典的な作成方法で、あるいは家内制手工業で)何も作成しなくても出来た。手動で作成するのはApp IDだけか。Device登録はたしか自動で作成できるかもしれないが手動でもあまり大変ではない。


考察?
作成しているアプリはアドオンなどがないものなのだが、確かアドオンありのものはそのアプリ専用のProvisioning Profileが必要なはず。
App IDももしかしたらそのアプリ専用のものは、ある段階まではいらないかもしれない。機会があれば検証する。
なので、さらなる疑問としては
・そのアプリ専用のProvisioning Profileが必要ならばどんなときか、それはDevelopかDistributionか。
・個別のApp IDを作成せずにどこまで進められるのか
の2点。

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